レスベラトロール

レスベラトロール（resveratrol）とは一体何？

何百種類とあるポリフェノールの一種で、北海道帝国大学の高岡道夫氏が1939年にバイケイソウという植物から発見した物質です。

レスベラトロールは、カロリー制限をする事なく、サーチュイン遺伝子（長寿遺伝子）を活性化させる事が出来るとして注目を集めています。

ポリフェノールとは？

野菜や果物等の植物が、紫外線や細菌などの外敵から体を守る為に生成する物質の総称の事をいいます。

ブルーベリーのアントシアニンや、お茶のカテキン、大豆のイソフラボンもポリフェノールの一つです。

レスベラトロールの効果とは？

サーチュイン遺伝子を活性化させるだけでなく、下記のような様々な効果に期待する事が出来ます。

サーチュイン遺伝子を活性化させ、老化を防止します。

カロリー制限せずに、サーチュイン遺伝子を活性化させ、老化を防止する効果があるとされ、サプリメントで話題となっています。

これまで、コエンザイムQ10やアルファリポ酸がアンチエイジングに良いとされてきましたが、レスベラトロールはこのサーチュイン遺伝子を活性化させる働きから、究極のアンチエイジング成分と呼ばれています。

がんを予防します。

もともと、このレスベラトロールは、サーチュイン遺伝子を活性化される働きよりも、がんの予防効果があるとして注目されています。

1997年にアメリカの科学誌サイエンスでがん予防効果が掲載され、これまで様々な実験・研究で有効性が明らかとなっています。

日本人の死因原因１位であるがんを予防する事は、寿命延命にもつながるカギとなります。

認知症を予防します。

脳内には、ある記憶や学習に関わる重要な「海馬」と呼ばれる器官がありますが、レスベラトロールを摂る事で、海馬の情報伝達速度が高めたり、神経細胞の再生などの効果があるとして、報道ステーションで放送されています。

海外でも、レスベラトロールを摂取し記憶力の向上などが実験結果で上がっています。

ダイエットをサポートします。

レスベラトロールを摂取する事で、代謝が高まり、脂肪の燃焼効果が高まるといわれています。

又、過剰な脂肪が内臓に蓄積されるのを防ぐ働きで、メタボリックシンドロームの予防効果にも期待する事が出来ます。

糖尿病を予防します。

飽食の時代となり、年々糖尿病患者が増えてきています。糖尿病は不治の病ともいわれる、とてもつらい生活習慣病の一つです。

糖尿病を簡単にいうと、インスリンというホルモンの分泌に何らかの異常が出て、血液中の糖濃度を調整できなくなる状態をいいます。

レスベラトロールは、血糖値を調整するインスリンの正常な分泌に関与する為、糖尿病を予防する事が出来ます。

こちらに、レスベラトロールサプリメントの選び方を解説していますので参考にしてください。

レスベラトロールの副作用や危険情報について。

通常の食品に近い成分ですので、現在のところ、副作用の報告はありません。
ただし、一部で女性ホルモンの似た働きがあるとの報告がありますので、ホルモン関連の医薬品を摂取中の人がレスベラトロールを摂取する場合には、医師と相談するようにしましょう。

※イタドリ由来のレスベラトロールサプリメントを摂取する場合には、レスベラトロールとは別の成分（エモジン等）が含まれており、これらが下痢などの症状を招く事があります。